三越伊勢丹、池袋店など6店閉鎖発表

 大手百貨店グループの三越伊勢丹ホールディングスは、業績が低迷している三越の池袋店など6店舗を来年5月までに閉鎖すると、正式に発表しました。

 「厳しい経営環境を乗り越え、成長発展していくためには避けられない判断であったことを、従業員あるいはステークホルダーのみなさまにご説明し、ご理解いただきたい」(三越伊勢丹ホールディングス 石塚邦雄 社長)

 閉鎖されるのは、三越の池袋店、鹿児島店、武蔵村山店、名取店と小型店舗の三越鎌倉、三越盛岡の6店舗です。いずれも業績が低迷していて、合計で年間20億円程度の赤字が出ていました。

 武蔵村山店と名取店は開店から僅か2年での閉店となりますが、「今後の赤字流出を防ぐ上で、この時点での判断がベスト」だとしています。

 採算の悪い店舗を閉店し、今後は東京の銀座や日本橋の主力店に経営資源を集中させることで、収益力の向上を目指す考えです。

 池袋店については土地と建物を750億円で投資ファンドに売却することも、あわせて発表しました。

 百貨店業界では、J・フロントリテイリングも横浜松坂屋と今治大丸の閉店を決めていて、消費が低迷する中、不採算店舗を整理する動きが広がりそうです。(25日16:49)

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